プラス(+)フォルダ
+ = インボックス(受信箱) — 新しいノートのための場所
+フォルダは、ACEフレームワークにおける最初の入り口です。「何が新しい?」という問いに答える場所であり、新しく作成されたすべてのノートがまずここに入ります。
参照: How + works
+フォルダの役割
+フォルダは、メールの受信箱のように機能します。新しいノートは最初にここに到着し、後で適切な場所に整理されます。
基本的なワークフロー
- Ctrl+N(または Cmd+N)で新しいノートを作成する
- ノートは自動的に**+フォルダ**に保存される
- 自分の言葉で何かを書く
- 別のノートにリンクを張る
- 整理のことは気にしない — それは後で行う
このシンプルなワークフローこそが、+フォルダの最大の強みです。書くことに集中でき、「どこに保存しよう?」という摩擦を完全に排除します。
参照: Add
「冷却パッド」のメタファー
+フォルダを理解するための最も有用なメタファーは、**「冷却パッド(Cooling Pad)」**です。
思いついたばかりのアイデアは「熱い」状態にあります。その瞬間は重要に感じても、数日後に見返すと大したことではないかもしれません。逆に、一見些細に見えたメモが、時間を置くと深い洞察に変わることもあります。
+フォルダは、この熱い思考を冷ます場所です。
- 🔥 熱い思考 → +フォルダに入れる
- 🧊 冷却期間 → 数日間放置する
- 🎯 冷めた判断 → 優先順位を正確に判断できる
冷却期間を経ることで、本当に重要なものと一時的な興奮の区別がつくようになります。これにより、より質の高い知識管理が実現します。
+フォルダでの処理ワークフロー
+フォルダにノートが溜まったら、以下のステップで処理します。
ステップ1:最新のノートを確認する
Add ページを開くと、+フォルダ内のノートが新しい順に一覧表示されます。まずここから始めましょう。
ステップ2:何かを書く
ノートを開いたら、何か一言でも自分の言葉で書くことが重要です。これを「リマーク(remark)を残す」と呼びます。完璧な文章である必要はありません。
- 「これは〇〇に関連している」
- 「〇〇のプロジェクトで使えそう」
- 「もっと調べたい」
こうした一言が、未来の自分への道標になります。
ステップ3:リンクを張る
少なくとも1つ、他のノートへの [[ウィキリンク]] を追加してください。リンクを張ることで、ノートは孤立した断片ではなく、知識のネットワークの一部になります。
ステップ4:最適なフォルダに移動する
処理が終わったノートは、ACEの適切な場所に移動させます。
- 知識やアイデアに関するノート → Atlas(Dots, Maps, Sources)
- 時間に関するノート → Calendar(Days, Records, Reviews)
- 行動やプロジェクトに関するノート → Efforts
「リマークを残す」か、デイリーノートにフリーライティング
+フォルダでの作業は、大きく分けて2つのアプローチがあります。
アプローチ1:リマークを残す
既存のノートに対して、短いコメントや感想を追記します。「この概念は面白い」「〇〇と矛盾しているかもしれない」など、思考の種を蒔く行為です。
アプローチ2:デイリーノートでフリーライティング
Calendarのデイリーノートを開き、思いつくままに書きます。構造化を気にせず、思考の流れそのものを記録します。後でそこから有用なノートを切り出すことができます。
いつ処理すべきか:週次レビュー
+フォルダの処理は、週に1回のレビューで行うことを推奨します。
毎日処理しようとすると疲弊しますし、あまり放置すると処理が追いつかなくなります。週次レビューの際に以下を確認しましょう。
- +フォルダ内のノート数を確認する
- 各ノートをざっと見返す
- 冷却された状態で優先順位をつける
- 処理済みのノートを適切なフォルダに移動する
- 不要なノートは削除するか、アーカイブする
このリズムを習慣にすることで、+フォルダは常に管理可能な状態を保てます。
+フォルダのベストプラクティス
- 溜めすぎない:30個以上のノートが溜まったら、処理の頻度を上げる
- 完璧を求めない:処理は「十分に良い」レベルで十分
- リンクを必ず1つ張る:孤立したノートを作らない
- 自分の言葉で書く:コピペだけのノートは価値が低い
- 移動を恐れない:間違った場所に移動しても、後で修正できる