Sourcesフォルダ

Sources = 「出会った言葉と作品」 — 他者の創造物を記録する場所

Sourcesフォルダは、Atlasの3番目のサブフォルダです。ここにはあなた自身の考えではなく、他者が創造したものが記録されます。読んだ本、観た映画、受けたコース、聴いた講演 — あなたの知的人生を形作った外部の情報源がすべてここに住みます。

参照: How the Sources folder works


ソースのタイプと設定方法

Sourcesフォルダには、多種多様な情報源タイプが用意されています。

1. Books 📚(本)

本は最も一般的なソースタイプです。Book Search プラグインを使用して、簡単にノートを作成できます。

設定方法

  1. Ctrl+P でコマンドパレットを開く
  2. 「Book Search」と入力
  3. 本のタイトルやISBNで検索
  4. 検索結果から選択すると、自動的にノートが作成される

プロパティ(メタデータ)

year: 2011              # 出版年
by: "Daniel Kahneman"   # 著者
rating: 5               # あなたの評価(1-5)
bookCategory: "Psychology"  # カテゴリ

rating プロパティを使って、読了後に1〜5段階で評価をつけましょう。後で「高評価の本」をViewsで絞り込むことができます。

参照: Books

2. Movies 🎬(映画)

映画ノートは、QuickAddマクロmovie.js スクリプトを使って作成します。

追加方法

  1. Ctrl+P でコマンドパレットを開く
  2. 「add a movie」 と入力して選択
  3. 映画タイトルで検索
  4. 検索結果から選択すると、自動的にノートが作成される

TMDb(The Movie Database)APIを使用して、ポスター画像、あらすじ、公開年などの情報が自動取得されます。

参照: Movies

3. TV Series 📺(テレビシリーズ)

テレビシリーズの追加方法は、映画と同様にQuickAddマクロを使用します。

  1. Ctrl+P → 「add a tv series」を選択
  2. タイトルで検索
  3. 自動的にノートが作成される

シーズンごとの評価や、視聴状況の追跡にも使えます。

参照: TV Series

4. Courses ⛳(コース・講座)

オンラインコースやワークショップなどの学習コースは、手動でノートを作成します。

  • Udemy、Coursera、edXなどのオンラインコース
  • 対面のワークショップやセミナー
  • 社内研修や勉強会

コースノートには、学んだ主要な概念をDotsへのリンクとして記録しましょう。

5. Clippings ✂️(ウェブクリッピング)

Webページの内容を保存するには、Obsidian Web Clipperを使用します。

  1. ブラウザにWeb Clipper拡張機能をインストール
  2. 保存したいWebページでクリッパーを起動
  3. 自動的にSourcesフォルダにノートが作成される

Web Clipperは、記事の本文をMarkdown形式で保存し、元のURLも記録します。

6. その他のソースタイプ

タイプアイコン説明
Papers🔬学術論文・研究論文
Talks🎤講演・プレゼンテーション・TEDトーク
Songs🎵楽曲・音楽アルバム
Games🎮ビデオゲーム・ボードゲーム

yearXP と yearXPL プロパティ

Sourcesノートには、2つの特別な時間プロパティがあります。

yearXP(Year Experienced)— 体験した年

そのソースを初めて体験した年を記録します。

yearXP: 2019    # 初めて読んだ/観た年

yearXPL(Year Experienced Last)— 最後に体験した年

そのソースを最後に体験した年を記録します。再読や再視聴の追跡に使います。

yearXPL: 2024   # 最後に読み返した/観直した年

時系列ビューの力

yearXPプロパティを活用すると、年ごとに体験したソースを一覧できます。これは非常に深い振り返りを可能にします。

  • 「2019年に読んだ本は何だった?」
  • 「学生時代に観た映画は?」
  • 「このテーマに興味を持ち始めたのはいつ頃?」

年ごとのソース一覧を眺めることで、自分の知的成長の軌跡が鮮明に浮かび上がります。人生のどの時期にどんなものに触れていたかを俯瞰することは、深い自己理解につながります。


コレクターの誤謬(Collector’s Fallacy)への警告

Sourcesフォルダを使う際に、最も注意すべき罠は**「コレクターの誤謬(Collector’s Fallacy)」**です。

コレクターの誤謬とは?

本を買うこと、記事をクリップすること、映画をリストに追加すること — これらの行為は知識を獲得した気分を与えますが、実際には何も学んでいません。

収集すること ≠ 理解すること

対策

  1. 自分の言葉で書く — 単にクリップするだけでなく、自分の解釈や感想を追記する
  2. Dotsにリンクする — ソースから得た概念やアイデアを、独立したDotsノートとして切り出す
  3. 評価をつける — rating プロパティで評価することで、批判的に向き合う
  4. 定期的に見返す — yearXPLを更新しながら、過去のソースを再訪する

Sourcesフォルダは出発点であり、最終目的地ではありません。ソースから得た知識は、Dotsとして独立させてこそ、あなたの知識ネットワークの一部になります。


本の追加手順(ステップバイステップ)

  1. Ctrl+P → 「Book Search」を実行
  2. 本のタイトルまたはISBNを入力して検索
  3. 検索結果から正しい版を選択
  4. ノートが自動作成される(タイトル、著者、出版年などが自動入力)
  5. rating プロパティに評価を追加
  6. yearXP に読了年を記入
  7. ノート本文に自分の感想や学びを記述
  8. 関連するDotsノートへの [[リンク]] を追加

映画の追加手順(ステップバイステップ)

  1. Ctrl+P → 「add a movie」を実行(QuickAddマクロ)
  2. 映画タイトルを入力して検索
  3. 検索結果から正しい映画を選択
  4. ノートが自動作成される(タイトル、監督、公開年、ポスター画像など)
  5. rating プロパティに評価を追加
  6. yearXP に視聴年を記入
  7. 感想や印象的なシーンをノート本文に記述

関連リンク